こども・初心者のための茶の湯教室

第1回は、「茶席の入り方、お菓子・お茶の戴き方」を練習しました。
床の間は、ひな祭りの室礼で、お雛様の色紙と桃・菜の花の前の5人の小さな淑女たちが、これからお点前のお稽古を始めます。
ほとんどの子がお茶席は初めてとのことでしたが、きちんと正座して、ちょっと難しいご挨拶の言葉を練習し、上手に出来ました♪

次回は、「立ち居・歩き方、帛紗のさばき方」を練習します。

第2回
真新しいお道具をうれしそうに携えて、6名のこども達が参加しました。
上座(かみざ、じょうざ)・下座(げざ)を意識して「席入り」をし、立ち居・歩き方を練習しました。下座の足から座敷に入り、上座の足を引いて座り、下座の足を立てて立ち上がり、畳の縁を踏まず踵を上げないでサワリサワリと歩く・・・など、はじめは茶の湯のルールを覚えるのは大変です!
そして、お稽古で一番難しいと思われる「帛紗(ふくさ)のたたみ方」を、皆、正座をして一生懸命に練習しました。
がんばってお稽古した後、桜のお饅頭を初使いの菓子切を上手に使っておいしそうにいただき、「お相伴(しょうばん)いたします」「お先にちょうだいいたします」「お点前ちょうだいいたします」ときちんとご挨拶をして薄茶をいただいていました。
次回は、帛紗のたたみ方、棗(なつめ)と茶杓(ちゃしゃく)の拭き方を練習します。
そして、自分たちで茶筅(ちゃせん)を振り、お茶を点てていただいてみましょう♪
棗・茶杓・帛紗










第3回
葉桜の暖かい日、教室に入るなり「今日は帯を持ってきたよ。」「帛紗の練習をしてきたよ。」とやる気満々。うれしい限りです♪
身支度を整え、今日は『席入り』を無言で行いました。皆さん、歩き方も静かに、お辞儀もきれいにできました。
ご挨拶の後、早速『帛紗裁き』を復習して、お棗・お茶杓を拭く練習をし、帛紗を一生懸命きれいにたたもうとがんばっていました。
たくさん練習した甲斐があって前回よりもずっと上手にできるようになりました。
最後に、自分たちで茶筅を振りお茶を点てていただきました。お点前は、「う~ん?」「おいしい!」と感想はいろいろ。
次回は、お隣の人においしいお茶を点てて差し上げましょう!
そして、お棗・お茶杓をもっときれいに拭けるようお稽古をしましょう♪
第4回
色とりどりの花に心和む春が、一変嵐となりました。 小学校1年生から4年生までの6人のこどもたちは皆元気に現れ、熱心にお稽古をしました。時々、元気が溢れてしまいますが、みんなの手にはまだ大き過ぎる帛紗を一生懸命にたたんでいました。 今回は、それぞれお隣の人にお茶を点てて差し上げることにしました。
お友達が心を込めて点てたお茶はいかがでしたか?「おいしい!」「苦くない!」「自分で点てた時よりもおいしい!」と素敵な感想でした♪


第5回                                   床の花は「芍薬(しゃくやく)」。『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』 諸説あるようですが、美しい女性の例えとして使われています。お稽古も5回目となり、席入りの時の歩き方、お辞儀は第1回目と比べてしっとりとしてきました。将来は、芍薬のような日本美人になることでしょう♪
今日は、「茶筅湯じ」を練習しました。次回「茶碗のふき方」で割り稽古は終わり、6月からお盆で点てるお点前のお稽古に入ります。
第6回
今日は二十四節気『小満』。
果実実り、草木茂り、万物に生気が満ちて、秋に蒔いた麦に穂が付き「ほっと一安心」する候ともあります。
割り稽古を一通り終え、茶の湯の所作が自然と身に付き始めているのが垣間見られるようになり、「ほっと一安心」。
次回からの通し稽古に上手くつなげて行けそうです。
それぞれが書いているお稽古ノートは、絵、図、色付けなどされて、茶の湯を楽しみながら、興味を持ってお稽古をしてくれている様でとてもうれしく感じます♪
掛け軸は、長楽寺住職筆の『和』。
「平和」「和風」「和む」と連想は様々。感性豊かです♪

第7回
早い梅雨入りに紫陽花も慌てて花色を濃くし、雨降りの日に彩を添えています。
今日は、盆点ての通し稽古でお茶を点てるまでを練習しました。
只今の最大の興味は、ふっくらと泡立てた美味しいお茶を点てることでしょうか?お茶の量とお湯の量の兼ね合いにも関心が出てきたようです。
自分が飲んだお茶碗を洗ったり、お道具のお片付けをしたりと、自然と水屋の仕事にも関心を持ち始めたようで、茶の湯に学ぶ心遣いが感じられます♪

第8回
『青梅雨』
元気なこども達は、第10回のお披露目茶会に向けて「盆点て」の通し稽古を行いました。
自分のお点前の時は皆真剣で、正座もできています!
床の間の軸は 『敬』 お互いを敬いあう、大切に思う気持ちが今日のテーマ。
まだ、学校では習っていない難しい漢字ですが覚えてくれたかな?
次回は時間を延長して、お茶会のリハーサルです♪
第9回
夏始め、こどもたちは全員浴衣で涼やか、自然とお稽古中の仕草も、裾のあわせを気にするなど淑やかに。

次回、『お披露目茶会』の総仕上げをしました。
短期間の間にお点前の順番をほぼ覚えているのには驚きです!
正座の姿勢もよく、お辞儀もきれい!
模範点前を見るときは、おしゃべりも無く真剣。気合が入ってきました!

床の間のお花を、自分達流に飾りを施したりと興味を持ち始めた様子。
掛け軸『清』のように、きれいな気持ちの良いおもてなしの心使いがそこここに見受けられます♪

プロフィール


安島 仙雅

高校で茶道部に入部して以来、茶の湯の奥深い魅力とその空間の癒しに惹かれ、新日本製鉄㈱ 茶道部に所属し、退職後、同社OB研究会で稽古を続けています
茶の湯を多くの方に知っていただき、好きになっていただきたいと思い、横浜市都筑区北山田地区センターを拠点に活動を行っています
大日本茶道学会 正教授



瀧上 仙隆

茶道に身をおく事を好むようになったのは、勤務していた某製鉄会社の茶道部に入部したのがはじまりで、数年の修練後、正教授の許状を取得
師は、東京の信濃町にある大日本茶道学会の元本部教授。現在もなお茶道部にご尽力いただき、私達も月に1度同席させて頂いている
東京の代々木は、自分達の修練の場とし、横浜都筑区では、自分達が得た物を伝える場とし、活動の拠点としている

これまでの活動

2011年
2月~7月

第1期 茶の湯教室(全10回) 最終回の 『お披露目茶会』では ご両親の前で 「盆点」 点前を行いました

10月30日
北山田地区センターまつり で  『こども茶会』を担当しました

2012年1月~12月 の活動

2013年1月~ の活動

教室案内

日時 土曜日・日曜日
詳しくはこちら↓
http://tudukichanoyu.blogspot.jp/

場所 横浜市 都筑区
北山田地区センター

対象 こども 大人初心者
参加費 こども 千円/回  大人二千円/回

連絡先 tsuzukichanoyu@gmail.com
安島(あじま) 瀧上(たきがみ)